アメリカ大学院生活 はじめの1ヶ月
コースが始まって1ヶ月半です。
そもそも、日本の大学院も知らないし、海外の学部生がどんな風に勉強しているのかも知らないし、うちの大学が一般的なのかもわかりませんが、アメリカの大学院生ってこんな感じかーとやっと掴めてきたので書いてみます。
1、やっぱり課題の量が半端じゃない。
2、授業は終始ディスカッション。
3、パソコン使用禁止は厳しいけど、授業中にポテチを食べて良い(笑)。
とりあえず、わたしの知る範囲での日本の大学とのちがいはこの3つです。
3に関しては、あ、うちの大学ゼミもご飯食べながら参加可能だったなと思い出しました。
1まず本当に噂通り、課題の量は半端じゃないです。毎週課題の論文や本を指定されるので、それを読んでから授業に参加するのですが、今週は300−400ページくらいでした。それで、それらを読んだ上で、それぞれの授業が始まる前にレスポンスペーパーを提出するんです。何が論点で、どう考えたか、さらに授業中にみんなで議論する用のテーマも考えて一緒に提出します。
英語での生活経験なし、国際関係の学部卒じゃないわたしにとって、それは、もうはっきり言って不可能に近い課題です。致死量です。ただ読むだけじゃダメなんです、論点を見つけて議論に持ち込むまでが自分の仕事。しかも、レスポンスペーパーの内容が成績の評価対象。さらにシラバスには、当番制で、授業のファシリテーションがあるとの記述が・・・。
え、無理じゃん。ふつうにキャパシティは超えています。
一回目の授業終わった瞬間、頭の中はまっしろです。
こっちでは、自己主張が大事ときいていたので、すぐに、素直に、教授に相談に行きました。「この課題の量は、わたしには多すぎる。too muchだ。」と。
教授によって対応は違いましたが、「だって、マスターだもの。そりゃあ大変よ。」と一般論として笑って受け止められたり。「留学生ってわかってるし、外国語で勉強した経験のある教授ばかりだから、みんな理解してるわよ。」と軽〜く流されてしまったり。「スキミングとか、グーグルで概要調べたりすればいいのよ。」とアドバイスをもらうも、時間がかかるものはかかる。
一番生真面目な教授が真摯に受け止めてくれて、救われましたが、課題が減るわけじゃなく。結局、なんだかんだやるしかないと。
・・・しかし人間必要に迫られれば、やるしかないのです。
はっきりいって、全部理解できてるとはまったく言えないし、完全に読みきってるわけでもないけど、なんとか提出するものは間に合わせてるというのが今の状況です。
もっとしっかり読みたいのに、もっと自分の意見をじっくり構築してペーパー書きたいのに・・・と時間に負けて悔しい思いをしてばかり。はやく英語力も理解力も上げなくては、あっという間に学期が終わってしまうと焦りながら、とりあえず食らいついています。
2に関して。これは1にも関連していることなのですが、アメリカの大学院では、授業は知識を得る場というより、授業前に読んだり調べたりした知識をもとに、議論しあって理解を深める場という感じです。
なので、課題を読んでこなければまったくついていけません。
とくに、留学生のわたしにとって、課題を読むのを通して専門用語や単語を確認しておくのがものすごく重要で、それをしなければ、何を話しているのかすら、まったくわからずに授業の3−4時間を耐えなくてはいけないという状況になります。
それから、クラスの人数も12人と少ないので、発言していないのはすぐにばれます。
そのぶんお互い仲間意識があるので、アットホームでやりやすくはありますが。
授業はずーっと頭の中フル回転でけっこうヘトヘトですが、先生の話を永遠に聞く日本の大学時代のことを思うと、無駄のないこのスタイルの授業がすごく気に入っています。
ということで、3になるのですが、授業中のスナック・食事はOKです。
びっくりするほど、みんなしてスナックぽりぽりしながら授業に参加しています。
最近はサラダや生ニンジンをスナックに選んでる人が増えました。(きっと健康の為ね。)
はじめは、えーーーー、みんなマナーとかないんかい!とも思いましたが、時間も長いし、たくさん考えるからこうしないと持たないんですね、たぶん。太らないように、最近は控えめにしていますが、わたしも一回ケーキ食べながら授業参加しました。笑
さて、次の課題読むぞーーーー。
yu